Main Contents

一人っ子(其の一)

あいかに兄弟がいないのは何故かってことを、将来のために書いておこう。

あいかが生まれる約2年前に本来であれば君のお兄さんが生まれるはずだった。

ある日家に帰るとホワイトボードに「私たちの赤ちゃんが出来たみたい」と書いてあった。
パパとママはとても喜んで、毎日毎日彼が生まれてくるのを待ち望んだ。

でも、出生することなくその命を終えた。

染色体の異常により、首の周りに大きな腫瘍があり、そのまま生まれても育つことが出来なかったらしい。
パパとママはとても辛い思いをした。特にママは肉体的にも精神的にも大きな傷を負った。


もう一度ママのおなかに命が宿った。「今度こそ!元気に育って欲しい!」そう願って止まなかった。

ある日検診に行くと、心音が止まっていた。


それから期間があいてようやく、あいかを身ごもった。パパもママも必死だった。
10ヶ月がこんなに長いものかと…

妊娠3ヶ月頃だったかな。出血があり、深夜に病院へ電話したこともあった。
電話では「安静にして様子を見るしかない」と言われた。
翌日田中レディスで検診。ドキドキだったけど、元気な心音…。
良かった。でも一応切迫流産で森レディスへ入院。

この辺からママとつわり(悪性悪阻)の戦いが始まった。

とは言うものの、ママはアイスクリームさえ食べていれば元気だった。
毎日近くのセブンイレブンでアイスクリームを買いにいった(行かされた)っけ。

008ice.jpg

ママの入院中にパパのお父さんが死去。
パパのお父さん(操)は、あいかを見ることは出来なかったけど、盛大に送りだしてあげたからいっか。
どっかで見てるだろ!きっと。葬儀が終わってママも仕事に復帰した。

それからあいかは順調に育っていった、ようやく胎動も感じられるようになり、毎日ママは
あいかの動きをパパに報告してくれた。

ママの休日だったかな、「今日は一回も動いてない」「オイオイ」即森レディスへ電話。
「動かないんですが」
看護婦さん曰く、そんな時もあるらしい。
電話を切って10分後、「動いた」

あいかが原因なのかママが原因なのか、お腹がいつもカチンカチンに張っていた。
その硬いお腹を気遣いながら、ママは8階の催事場で仕事をしていた。
きつかっただろうけど、ママはしっかり頑張った。

定期健診でいきなり「切迫早産」
よほど切迫が好きなのか…、でもまだ8ヶ月だぞ!もう少しオトナシクお腹の中にいてくれ~
ということで入院。
様子を見ていたら降りかけていたあいかも少し戻ったようで、仕事に復帰。


007onaka.jpg

さぁいつ生まれてもいいぞってことで、君が生まれてくるのを待ちわびていたとき、
ある日会合から帰ってくると、ママが「破水したみたい」
「はよ電話せれ~」「尿漏れかもしれんし」「とにかく電話!」
急いで病院へ・・

続く

TrackBacks

トラックバックURL:

Comments

Post a comment

コメントフォーム

Copyright © here.